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北ミグ機の動きを知りながらも分析できず攻撃を受けた(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の延坪島攻撃と関連し、政府と軍の「情報ミス」が問題視されている。西海(ソヘ、黄海)で北朝鮮の挑発と関連した複数の兆候と北朝鮮の訓練、金正日(キム・ジョンイル)の現地指導などがあったにもかかわらず、天安(チョンアン)艦事件に続き延坪島まで攻撃されたためだ。北朝鮮軍事情報収集情報部隊の部隊長を務めたハン・チョルヨン予備役少将は、「北朝鮮の情報を持っていても、これを分析し判断する上で大きな穴があった」と指摘した。先月ソウルで開かれた主要20カ国(G20)首脳会議の成功的な開催に向けた準備態勢に集中していて、北朝鮮に虚を突かれたという指摘も出ている。

◆北戦闘機の特異動向情報の判断ミス=ハン少将は、「情報を知る人ならば北朝鮮の戦闘機の動きがどのような意味があるのか判断し備えるようにすべきだが、そうできなかった」と話す。

北朝鮮が挑発する直前には常にミグ機が北方限界戦(NLL)近くに展開していたという事実を軍情報当局が見逃していたという話だ。先月23日の延坪島砲撃の直前、北朝鮮のミグ23戦闘機5機がNLL付近で哨戒飛行を行った後、わずか4~5分の距離の黄海道(ファンヘド)の黄州(ファンジュ)飛行場に着陸し非常待機していた。天安艦が沈没した3月26日夜にも平壌(ピョンヤン)防衛司令部所属の北朝鮮のミグ29機が南下してNLLに接近した後レーダー網から消えた。2002年の第2次延坪海戦の際も北朝鮮の警備艇の奇襲攻撃が始まった時に、近くでミグ機が哨戒飛行をしているのが捕捉されている。ハン少将は、「過去に北朝鮮が挑発を前後して通常2機のミグ機を展開していたのに対し、今回ミグ機が5機も出撃したのは海上挑発に比べ深刻な陸上砲撃という状況を考慮したもの。韓国の戦闘機が北の海岸砲を攻撃するのに備えたものと分析される」と説明した。


ハン少将はまた、「少なくとも北朝鮮の軍事態勢については無限の疑いを持って対応しているが、行動ひとつ見逃さず情報分析と判断を下さなくてはならないのに、まさかの油断が今回の事態を招いた」と指摘している。



北ミグ機の動きを知りながらも分析できず攻撃を受けた(2)

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