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北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)攻撃で民間人らが死亡する中、国会で「在韓米軍が韓半島を前進基地として利用し、海外紛争に介入しようとしている」などの主張を盛り込んだ反戦展示会が開かれており議論が起きている。
展示会は民主党の朴仙淑(パク・ソンスク)議員が2010平和軍縮博覧会準備委員会と共同で開催した「いま、平和を話そう」だ。2010平和軍縮博覧会準備委員会は参与連帯、民族助け合い運動など13の進歩系市民団体で構成された。この団体は10月2~3日に軍備縮小を主張する博覧会も開いた。
問題は11月29~30日に国会議員会館1階で開かれた展示会で展示された60枚余りのパネルの内容だ。パネルには「天安(チョンアン)艦事件の決定的証拠の“1番”の文字は説得力がない」など、天安艦沈没が北朝鮮の仕業ということを否定する内容が含まれた。また、「北朝鮮はなぜ核兵器を開発しようとするのか? 在来式兵器だけでは韓国に勝つことができず、兵器を買う金がないためだ。そこで大きな一発になる核兵器を開発しようとするのだ」という文句を入れたパネルも掲示されている。
先月29日夜の国会予算決算委ではこの展示会をめぐり論争が広がった。
ハンナラ党の李鍾九(イ・ジョング)議員は、「韓国軍が持つ兵器が韓半島の平和を害する道具だといって、韓米同盟にひびを入れる内容の展示会は現状況できわめて不適切だ」と批判した。
展示会を共同開催した朴仙淑議員は30日、記者との通話で、「かなり以前から計画された行事。短期的には北朝鮮の追加挑発を防ぐことが重要だが、根本的には韓半島の安全のために兵器をどのように減らすのか考えなければならない」と話した。
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