|
世界的な手製靴ブランド「ジオックス(GEOX)」のマリオ・モレッティ・ポレガート会長は26日の訪韓日程を突然キャンセルし、イタリア本社に戻った。 ポレガート会長は当初、香港・日本・中国を回った後、ソウルを訪問する予定だった。 会社関係者は「直接的な言及はなかったが、延坪島(ヨンピョンド)事態のため突然日程を調整したようだ」と話した。
オーストリアスポーツ用品会社「アイブル」は来年1月中旬にソウルで開かれる大規模輸出商談会「バイコリア(Buy Korea)」への参加をキャンセルすると、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)に通報した。
北朝鮮による23日の延坪島挑発で「コリアリスク」が浮上し、外国企業が訪韓を中止・延期したり、物流・安全の問い合わせが急増するなど、産業界に影響が広がっている。 外国人観光客を誘致するインバウンド旅行業界では予約のキャンセルが急増している。 これを受け、KOTRAや韓国貿易協会など関連団体・企業は‘非常体制’に突入した。
今週、海外ワイナリー代表をソウルに招待し、記者懇談会を開くAワイン会社には、「本当に韓国へ行っても大丈夫か」という問い合わせの電話が毎日かかってくるという。 同社の関係者は「訪韓直前まで訪韓できそうかどうか状況に注視しているようだ」と憂慮した。
最も敏感に反応しているのは日本企業だ。 ソニーは来月2-3日にソウルで開く予定だった部品購入商談会を来年3月に延期した。 同社は当初、国内40社から部品を調達する計画だったが、延坪島事態が発生したことでKOTRA側に行事の中止を通報した。 ホンダ自動車は24日から韓国への出張を禁止した。
世界的な酒類会社ディアジオは「必要不可欠な場合に限り韓国出張を認める」という内部方針を固めた状態だ。 25、26日に光州(クァンジュ)広域市で開かれた国際グリーンカー展示会に出席する予定だったポーランドのバイヤー2人も、身辺安全を理由に参加をキャンセルした。
KOTRAは特に来年1月に開催される輸出商談会「バイコリア」行事に支障が生じないか懸念している。 KOTRA関係者は「1000人のバイヤー誘致を目標に28日現在500人ほど埋まっているが、今後の事態推移を見守るという外国業者が増える見込みで心配している」と語った。
観光産業でも日本人旅行客の減少が目立っている。 モドゥツアーの関係者は「日本・台湾地域から来る観光客の予約が延坪島事態後、普段に比べて20-30%ほど減った」と述べた。
HISコリア・韓進観光・チェスツアーズなどインバウンド専門旅行会社では、日本の修学旅行団など団体予約のキャンセルが発生している。 日本外務省は現在、韓国に対する旅行注意報を発令した状態だ。
【今日のイチオシ記事】
・【社説】世界10位の経済大国で「サウナ難民」とは…
・「韓国を軽視?」…内容のない中国の“重大発表”
・「無慈悲な打撃を」…北が韓米連合訓練を猛非難 ミグ機も出動待機
・“造船最強醍”韓国、今年は中国を下回る
・韓国軍が誤射事故…北朝鮮に落ちるところだった
この記事を読んで…