|
北朝鮮が延坪島(ヨンピョンド)砲撃に使用した122ミリ放射砲(多連装ロケット砲)は、先月10日の北朝鮮労働党創建記念式で行われた「金正恩(キム・ジョンウン)閲兵式」で、北朝鮮の先端ミサイルとともにパレードに登場した武器であることが明らかになった。
122ミリ放射砲は休戦ライン北側に配備された長距離ミサイルの一種である240ミリ放射砲に比べ、口径は相対的に小さいが、ロケット発射管が40個と2倍ほど多く、実質的な火力は240ミリ放射砲に劣らないという。
ソ連のBM-11/21放射砲を模倣して北朝鮮が70年代から自国で生産し、前線突破および海岸防御用として休戦ライン前方部隊に配備し、運用している。トラックに搭載し、最大射程距離は20キロ。北朝鮮は自主的にロケット発射台と弾薬生産を続けているため、122ミリ放射砲の数量は増えている。
放射砲は短時間に大規模な火力を狭い地域に集中させる効果がある。 15秒間隔で40発を連続で発射でき、短時間に一つの地域を焦土化できる脅威的な武器だ。 多連装ロケット砲は「鋼鉄の雨を降らせる」という言葉があるほど、その威力は凄まじい。
軍関係者によると、「北朝鮮は延坪島と向き合うケモリ陣地に最近122ミリ放射砲1個中隊を展開した」とし「延坪島南側の延坪部隊を攻撃するため、この放射砲を動員したとみられる」と述べた。
北朝鮮は延坪島攻撃当時、122ミリ放射砲の砲弾に「熱圧力弾」を使用したことが明らかになった。 軍は「熱圧力弾は高熱と高圧を発生させ、より多くの人を殺傷し、防護施設も破壊する効果がある」と述べた。
【今日のイチオシ記事】
・北朝鮮軍「撃て…避けろ…ひどくやられている」…その後は沈黙
・日本、ブラジル高速鉄道事業の入札を見送り…韓国が有力
・韓国が先に砲撃? 中国メディアのわい曲進む
・【社説】中国は責任ある役割を果たしているのか
・「北朝鮮の死傷者、韓国より多い」…中国消息筋
この記事を読んで…