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米国が北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)攻撃と関連し、連日中国を強く圧迫している。政府と議会が総動員される様相だ。米国務省のクローリー次官補(広報担当)は24日の定例会見で、「中国は北朝鮮を根本的に違う方向に動かすようにする上で中心軸。中国が現在の状況と危機の責任がどこにあるのか明確にしてくれることを期待する」と述べた。クローリー次官補はまた、「まず北朝鮮の挑発による韓半島の緊張を緩和し、次に北朝鮮が具体的な非核化措置を取るようにするため中国が影響力を発揮してくれることを望む」と述べた。さらに、北朝鮮による延坪島攻撃について、「域内の緊張を高めるための明確に計画された行動だが、広範囲な軍事作戦の一環というよりは、一回性の挑発とみられる」との認識を示した。
マレン統合参謀本部議長も同日ABC放送に出演し、「北朝鮮に影響力を持っている国が中国であり、中国指導部のリーダーシップが絶対的に重要だ」と述べた。
米上院実力者のシューマー議員(民主党)は、「北朝鮮は中国にぴったりと寄り添っている。中国は北朝鮮が国際社会の秩序を守るようにするため腕力を行使する必要がある。中国はいつも恵沢だけを望み、責任を尽くしていない」と批判し、「北朝鮮に対し原油と電力などの供給を中断できるようすべきだ」と主張した。ルミュー上院議員(共和党)も中国の消極的な対応を批判し、「中国がアジアで責任ある国際社会のパートナーなのか心から疑問だ」と述べた。
一方、クリントン国務長官は25日、日本の前原誠司外相との電話会談で、中国が北朝鮮に対する影響力を発揮するよう促していく考えを示した。
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