現在与党からも「資質が疑われる」という厳しい評価を受けている舌禍の主人公は柳田稔法務相兼拉致問題担当相。彼は14日に広島で開かれた自身の就任パーティで、「私が9月に法務大臣になるという話を聞いてびっくりした。私は法務というものを扱ったこともない。ところでやってみると法務大臣は(国会で)2つの言葉だけ覚えておけばよいから良い席だ」と話した。また、「個別懸案でもよく分からないことに対しては『答弁を差し控える』と言えばよく、これでだめなら『法と証拠に基づき適切に処理している』とで話せば切り抜けられる」と述べたという。
これに対し反発の世論がわき上がると柳田法相は17日の国会で「軽率な発言をして申し訳ない」と頭を下げて繰り返し陳謝した。だが、野党は問責決議案を提出する勢いだ。与党内でも「非常識な発言をしただけに退くべき」という批判が出ている。仙谷由人官房長官は17日、柳田法相を首相官邸に呼び、「非常に軽率で不信を招く発言だ」と厳重注意したが、辞任までは必要ないという反応だ。
これに対し反発の世論がわき上がると柳田法相は17日の国会で「軽率な発言をして申し訳ない」と頭を下げて繰り返し陳謝した。だが、野党は問責決議案を提出する勢いだ。与党内でも「非常識な発言をしただけに退くべき」という批判が出ている。仙谷由人官房長官は17日、柳田法相を首相官邸に呼び、「非常に軽率で不信を招く発言だ」と厳重注意したが、辞任までは必要ないという反応だ。
この記事を読んで…