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<アジア大会>“チャイナドレス美女”は中国の野心作(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国伝統服装「旗袍(チパオ)」を着た表彰式のコンパニオン(写真=明日新聞中国網韓国語版)。



12日夜に広州の海心沙島で開かれた42億人のアジアの祭典、第16回アジア競技大会の開幕式。クウェートのアルサバ・アジアオリンピック評議会(OCA)会長の開幕演説が続く間、テレビ中継のカメラがある美女をクローズアップした。

この場面を見て中国中央放送(CCTV)の有名アンカー、ホウェイ氏は、中国を代表するポータル「新浪」のツイッターにコメントを載せた。「かわいそうなアルサバ。アジア体育界と世界石油市場の大物が、今夜は中国南方の娘に判定負け」。視聴者の視線がこの女性に釘付けになったということだ。


この場面を見た中国ネットユーザーはすぐに動いた。カメラに映った美女は広東外国語大対外貿易大学1年の呉怡さん(18)という事実とともに、呉さんの履歴がすべて公開され、中国最高のスターに浮上した。

◇コンパニオンから主役に=今回の広州アジア競技大会の主人公は主催国の中国でも金メダリストでもない。八等身の‘チャイナドレス美女’と呼ばれる表彰式コンパニオンたちだ。開幕式のヒロイン、呉怡さんがその代表格だ。

「礼儀美女(=表彰式美女)」と呼ばれる美女軍団が変形された中国伝統衣装の旗袍(チパオ)を着て、表彰式場からアジアに向けて魅力攻勢を浴びせている。

旗袍は99年前に滅亡した清の満洲族の伝統服装である長袍を20世紀初めに漢族の女性が改良した服だ。1929年に国家礼服に確定した。蒋介石の夫人・宋美齢は専属裁縫師に2-3日に一着ずつ作らせるほどの旗袍マニアだった。

この服は1949年の新中国樹立後に衰退し、文化大革命中には封建の象徴として罵倒され、姿を消した。曲線と露出で優雅さとセクシーさを兼ね備えた旗袍は、08年北京オリンピック(五輪)で華麗に復活した。当時は4色・15種類の旗袍が登場したが、今回の広州アジア競技大会ではスパンのような素材でボディーラインを表し、セクシーさを露骨に強調した。あたかも中国の古代兵法三十六計の第三十一計である美人計が21世紀バージョンで復活した印象を与える。



<アジア大会>“チャイナドレス美女”は中国の野心作(2)

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