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「王己春(ワン・キチュン)は私のけがを知っていた。 けがを部位を狙って勝ちたかったはずだが、彼はそうしなかった。 敬意を表する」。
広州アジア競技大会男子柔道73キロ級決勝で、韓国の王己春(ワン・キチュン)を延長戦の末に破って金メダルを獲得した日本の秋本啓之が、王己春に敬意を表し、話題になっている。
秋本は試合後、「自分は守りに集中していたので指導を受けるかもしれないと分かっていた」とし「私が観客席にいれば、おそらく同じ考えをしていただろう。 次はもっときれいな試合をしたい」と述べた。
王己春も試合後のインタビューで「秋本が足首を痛めているのを知っていた」と認めた。 しかし王己春は「けがの部位を狙わなかった。 なぜかは自分でもよく分からない」と語った。
王己春は08年の北京オリンピック(五輪)でろっ骨を痛め、決勝戦で惜しくも一本負けをした苦い経験を持っている。
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