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【外国人が惚れた国韓国】日本人藤井孝司さんの釜山~ソウル自転車旅行(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

今回の旅行の確かな証であると同時に私の大切な宝物になったヘルメット。ヘルメットに書かれた韓国人たちの励ましのメッセージは誇りだ。

ソウル駅前で。ついに大長征を終えた。



4月20日、韓国人の激励殺到、ありがとう

旅に出ると朝食を必ず腹いっぱい食べる。食堂の主人が私の自転車を見て、肉もおまけしてくれたうえ、自家製梅ジュースもくれた。今回の旅行では本当に多くの人が助けてくれた。ガソリンスタンドの従業員はコーヒーまでくれた。タクシーやバスの運転手、道路で工事をしている作業員たち、そして道行く人たちまで「ファイト!」と大声で叫びながら私を応援してくれた。パトロール中の警察官から検問にもあった。今考えれば、道で会ったすべての人が私の旅を何倍も楽しくしてくれた恩人だった。慶北聞慶(キョンブク・ムンギョン)に宿泊。


4月21日、あっ、タイヤがパンク

ソウル駅前。ついに大長征を終えた。忠北忠州(チュンブク・チュンジュ)を目標に出発。まっすぐ伸びた道だから道に迷う心配もなかった。満開の桜の道を横切りながら走るときは本当に気持ちがよかった。

忠北水安堡(スアンポ)では温泉に立ち寄って久々に長旅の疲れをいやした。忠州にほぼ着いたころ、タイヤがパンクした。ガソリンスタンドで聞いたら、バイク店を教えてくれた。バイク店で自転車の修理店を教えてもらい、やっと修理することができた。自転車修理店近くにあるモーテルに宿泊。

4月22日、のんびり行こう

急いで行けばソウル市内に到着できる距離だったが、翌日の夕方、友達と約束していたため、わざわざのんびり走った。ロッテワールド近くの公園で散歩し、ショッピングもしながらゆっくりと走った。ソウル玉水(オクス)洞旅館に宿泊。



4月23日、3・1運動の記念碑を見て胸を熱くする

今回の旅の確かな証であると同時に、私の大切な宝物になったヘルメット。ヘルメットに書かれた韓国人たちの励ましの文がうれしい。自転車旅行の最後の日。今日は市内を走るだけだ。鐘路(チョンノ)のタプコル公園で3・1運動の記念碑を見て、日帝時代の悲しい歴史を思い、胸を痛めた。昼、ソウル駅に到着。ここが今回の旅の終着点だ。夕方にソウルに住む昔の友達と再会をし、こうして7日間の自転車旅行は終わった。数日にすぎない旅だったが、今回の自転車旅行はどんな旅行より濃いものだったし、私の一生の思い出となった。旅行中、ずっと使っていたヘルメットは、もう励ましのメッセージでいっぱいだ。私の一生の宝物だ。

外国人の読者の皆さんのおたよりを受け付けます。韓国とかかわる体験ならどんな内容でも構いません。韓国訪問の年委員会担当者に内容(A4・2枚)と写真、連絡先を書いて電子メールで(hime@visitkoreayear.com)に送ってください。ハングルはもちろん、英語、日本語、中国語などの外国語で書いてくださってもかまいません。原稿が選ばれた方には、韓国訪問の年委員会で所定の原稿料とロッテワールドフリーパスを2枚差し上げます。



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