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成熟した市民意識が「G20国の格」を輝かせた

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

11日午後、市民の積極的な協力により交通がスムーズなソウル三成洞COEX付近。



主要20カ国(G20)首脳会議初日に懸念された交通の混乱はなかった。むしろ通常より交通量は減少した。警察庁が発表した資料によると、営業用車両を除き、この日午前7時から8時までの朝ラッシュ時間帯に「自律2部制」に参加した市民は全体の62%に達した。

警察が同じ時間帯に江南(カンナム)地域12カ所で交通量を測定した結果、6万4534台の車両が通行し、先週木曜日の4日の7万4803台に比べ13.7%減少した。これにより平均速度は13%上昇した。首脳会議会場のソウル・COEX前ポスコ交差点の交通量は70.7%減少した。警察関係者は、「市民らが車両2部制に積極的に参加し交通量が全般的に減少したようだ。特に行事関連の広報がうまくいき、COEX周辺の交通量は大幅に減少した」と話す。


COEXにつながる三成(サムソン)駅に近いテヘラン路に集中している会社はG20首脳会議を考慮して出勤時間を自主的に遅らせている。テヘラン路にある投資会社に通うシン・ジェウンさん(26)は、「午前10時までに出社するよう会社が配慮してくれ、地下鉄とバスに乗り余裕を持って出社できた」と話している。COEX向かいにある韓国電力も出社時間を午前10時に遅らせている。

ラッシュアワーの午前7~9時の地下鉄利用客数は通常より増えた。COEXに近い宣陵(ソンルン)駅の近くに勤務するキム・ドンワンさん(35)は、「通常より地下鉄に人が多かった。ちょっと大変だったが国家的行事にこの程度の不便はかまわないと思う」と話している。

140文字の短文を書き込むツイッターでは、先進市民意識に対し賞賛する書き込みが多く見られた。あるユーザーは「G20で国の格が上がり、オリンピック大路も江辺北路もすいすい通れるようだ。朝の道路がきょうのように閑散としているのは秋夕(チュソク)のときにも見たことがない」と書いた。別のユーザーは、「公共交通機関を利用したドライバーのみなさん愛してます」と書き込み、別のユーザーは「まじめなわが市民たち。2部制実施にどれだけ賛同するかと思っていたが…。公共交通で出勤するあなたを賞賛します」と書いた。しかしこの日夕方には一時雨が降り、集会が行われたためソウル駅周辺などでは激しい渋滞が起きた。





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