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GMは今月末、米国で自社初の量産電気自動車「シボレーボルト」を市販する。 この車は最大80キロまでバッテリー動力を利用したモーター駆動で走る。 電気自動車と同じだ。 バッテリーが放電すれば、1.4Lガソリンエンジンが発電機の役割をし、電気モーターで走行する。 エンジンを利用した走行距離は500キロ程度。
ボルトはエンジンを使用するという点で「本当に電気自動車?」という声もあるが、米国政府は電気自動車と規定し、1台当たり7500ドルの補助金を出す。 このため価格は3万5000ドル(約4000万ウォン)まで下がった。 9月に予約を受け、1万台ほど契約されている。 来年の予想販売台数は1万5000台。
ボルトの車体は、GM大宇(デウ)がグローバル準中型車として開発したラセッティプレミアを使用した。 通常エネルギー消耗の20%を左右する外装デザインは空気力学(エアロダイナミクス)を最大限に活用した。 ハッチバックスタイルの流線型にデザインし、大人4人が十分に乗れる。
後部座席の下に搭載されたリチウムイオンバッテリーはLG化学が供給する。 先月、中国上海近郊でボルト量産車に乗ってみた。 中国では来年から販売される。 韓国にはテスト車として来年上半期に約10台が入る。
◇動力性能は満点=ボタン始動方式で、スイッチを押すと、走る準備が完了したという電気信号が表示される。 バッテリーが充電された状態であるため、エンジンは作動しない。 変速機レバーを「D」に入れてアクセルを踏んだ。 ‘ウィン’という電気モーターの音がやや聞こえ、加速が始まる。 予想通り電気モーターの卓越したトルク(駆動力)が感じられる。 あっという間に速度計は60キロを超えた。 100キロまで加速するのに力は十分だ。 アクセルペダルから足を離したりブレーキを踏むと、再充電システムが稼働し、バッテリーに電気を充電する。 最高時速は160キロで、日産の電気自動車リーフと似ている。
日米で市販される量産型電気車に乗ってみると<下>シボレーボルト(2)
日米で市販される量産型電気車に乗ってみると<上>日産リーフ(1)
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