「学生の2人に1人は欠損家庭で育ちます。こういう子どもたちが気落ちせずに勉強でき、しっかり育つようにしようという意図だったんですが…」。全羅南道咸平郡(チョンラナムド・ハムピョングン)にある小学校校長(60)が寂しさを吐露した。9月の赴任とともに作った「壮元酒」賞が廃止に追い込まれたからだ。この賞は毎月試験を受け平均95点以上(金賞)の子どもたちの両親に焼酎1本(360ミリリットル)と鶏の丸焼き半羽分を賞品として贈るものだ。子どもが良い成績を取るともらえる賞なので「壮元酒」と名付けた。瓶のラベルには「熱心に勉強した子どもをたくさんほめてほしい。酒を飲まないなら隣にわけて一緒にほめましょう」と書いた。全校生徒61人のうち9月に10人と10月に22人の32人がこの賞を受けた。90点(銀賞)と85点(銅賞)以上はそれぞれチョコパイと賞状を贈った。
壮元酒に対する子どもたちの反応は良かった。家で思いがけないプレゼントをもらった祖父母や両親が喜んだためだ。2年生のオ・ヘリムさん(9)は、「お母さんがグッドアイデアだと喜んだ」と話した。6年生のチェ・ウンウさん(12)も「家で鶏の丸焼きをおいしく食べた。センスのある賞だと話していた」と話した。
父兄らの意見は分かれた。パク・ヒョンスさん(39)さんは、「田舎の学校だけに見られるアイデアで、そんなに非難する必要はない」という立場だ。しかしソン・チョンウォンさん(35)は、「親でも(子どもたちに)酒のお使いに行かせることはできないのに、学校でこういうことをするというのは非教育的な発想だ」と話す。こうした論議が続いたことから、学校側は今月から焼酎の代わりにジュースを賞品とすることにした。
壮元酒に対する子どもたちの反応は良かった。家で思いがけないプレゼントをもらった祖父母や両親が喜んだためだ。2年生のオ・ヘリムさん(9)は、「お母さんがグッドアイデアだと喜んだ」と話した。6年生のチェ・ウンウさん(12)も「家で鶏の丸焼きをおいしく食べた。センスのある賞だと話していた」と話した。
父兄らの意見は分かれた。パク・ヒョンスさん(39)さんは、「田舎の学校だけに見られるアイデアで、そんなに非難する必要はない」という立場だ。しかしソン・チョンウォンさん(35)は、「親でも(子どもたちに)酒のお使いに行かせることはできないのに、学校でこういうことをするというのは非教育的な発想だ」と話す。こうした論議が続いたことから、学校側は今月から焼酎の代わりにジュースを賞品とすることにした。
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