ジョージ・ブッシュ前米国大統領(64)が自分の在任時代、核兵器開発を秘密裏に推進した北朝鮮に対して軍事的空襲を検討することができるという立場を中国側に伝えていたものと9日(現地時間)、明らかになった。
ブッシュ前大統領はこの日発売された自伝「決定の瞬間」(Decision Points)で2002年10月当時、江沢民中国国家主席との首脳会談で高濃縮ウランを通じる北朝鮮の核開発は「米国だけでなく中国に対する脅威」とし、共同対応を要請したが、江主席が「北朝鮮に対する影響力の行使は非常に複雑な問題だ」と事実上、拒否の立場を表明したと伝えた。
ブッシュ前大統領はその後、2003年1月、江主席に「北朝鮮の核兵器プログラムが続けば日本の核兵器開発を止めさせられない」とし、2003年2月には一段階一歩進んで「我々が北核問題を外交的に解くことができない場合、北朝鮮に対する軍事的空襲を検討するほかない」と江主席に伝えたと明らかにした。
一方、ブッシュ前大統領は8日、自伝の出版を前に行ったNBC放送とのインタビューで、イラク戦争開始決定と9.11テロ容疑者たちに対する水の拷問は避けられなかったと強弁した。
しかしイラク侵攻の名分で、掲げていたフセイン政権の大量破壊兵器を探し出すことができなかった点に対しては過ちを認めた。
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ブッシュ前大統領はその後、2003年1月、江主席に「北朝鮮の核兵器プログラムが続けば日本の核兵器開発を止めさせられない」とし、2003年2月には一段階一歩進んで「我々が北核問題を外交的に解くことができない場合、北朝鮮に対する軍事的空襲を検討するほかない」と江主席に伝えたと明らかにした。
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