主要２０カ国・地域（Ｇ２０）ソウル首脳会議を控え、仁川（インチョン）・金浦（キンポ）・金海（キムヘ）など国内主要空港のセキュリティー等級が最高の「深刻」段階に引き上げられた中、９日、釜山金海空港を出発して日本東京の成田国際空港に到着した旅客機で刃物が見つかった。

成田空港警察署はこの日午後１時ごろ、デルタ航空６４６便ボーイング７５７旅客機が到着した後、機内を清掃する過程で、刃渡り７センチの折りたたみ式ナイフが見つかったと明らかにした。刃物はビジネスクラス座席の下に落ちていた。この飛行機には乗客８６人と乗務員８人が搭乗していた。９日夜には台湾・台北に出発する予定だった。

これに関し韓国空港公社の関係者は「該当飛行機の寄着地は複数あるため、どの空港で刃物が持ち込まれたのか確認しなければならない」とし「金海空港をはじめとする国内空港では徹底的にセキュリティー検査が行われている」と明らかにした。


成田空港は、Ｇ２０ソウル首脳会議に続いて１３日から日本で開催されるアジア太平洋経済協力会議（ＡＰＥＣ）首脳会議の開催地・横浜に最も近い空港。首脳会議前の閣僚会議に出席する各国代表団が１０日からここを通って日本に入国する予定だ。千葉県警は成田空港と行事場所の周辺に警察官をさらに増やすことにした。

これに先立ち、２日には成田を出発して米ポートランドに到着したデルタ航空旅客機で大型カッターナイフが見つかり、米連邦捜査局（ＦＢＩ）が捜査を行った。



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