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世界最大エネルギー企業「韓国は最も重要な国」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

世界最大エネルギー企業ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)のピーター・ボーサー会長。



--韓国はどんな市場か。

「シェルは韓国企業からエネルギー事業に欠かせない主要設備と技術サービスの供給を受けている。 韓国もシェルの製品と技術を受ける。 韓国ガス公社は世界最大規模の液化天然ガス(LNG)購買者であり、シェルの重要な顧客だ。 三星(サムスン)重工業はオーストラリア北西海上に設置される‘浮遊式天然ガス生産貯蔵設備(FLNG)’のパートナーだ。 天然ガス事業で韓国企業との協力をさらに強化する予定で、今後さらに多くの事業を進行するものと期待している。 韓国はシェルにとって戦略的に最も重要な国の一つになるだろう」


--韓国企業をどう考えているか。

「三星や現代(ヒョンデ)自動車、韓国電力、SKなどその地位と技術は印象的だ。 韓国は驚くほどの速さで経済危機を抜け出した。 韓国企業が優秀な技術を保有し、世界市場へ積極的に進出したのが元肥になったとみられる。 しかし世界市場での競争はますます激しくなっており、不確実性と脅威は相変わらず存在する。 エネルギー分野で韓国企業はパートナーシップ強化などを通して、競争力をさらに高められるだろう」

--他のアジア市場も評価してほしい。

「中国は年間経済成長率がほぼ10%に達し、インドも8%以上だ。 アジア国家は平均7%ほどの高い成長率を見せている。 こうした高い成長率から見ると、今後シェル事業の相当部分がアジアで行われるはずだ」

--ビジネスサミットは「持続可能な均衡成長を達成するための企業の役割」をテーマに開かれる。

「人口が増加し、資源開発に対する負担も大きくなっている。 石油や天然ガス・石炭だけでなく、再生可能エネルギーや金属類、レアアース開発が課題だ。 ‘持続可能な成長’のためには、各国の政府・産業・消費者が緊密に協調しなければならない。 温室効果ガス排出に関しては、早い時期により明確な規範の確立が必要となる。 また炭素回収貯蔵(CCS)のような核心的な技術が近く大規模に導入・運営できるよう、政府が積極的に支援する必要がある」


世界最大エネルギー企業「韓国は最も重要な国」(1)

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