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金正恩の序列、40日で6位から2位に上昇?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮軍部の最高核心人物の趙明禄(チョ・ミョンロク、82)朝鮮労働党政治局政務委員兼国防委員会第1副委員長が持病の心臓病で6日に死亡した。北朝鮮の朝鮮中央通信は7日に訃報を伝え、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長を委員長とし、後継者の三男正恩(ジョンウン)をはじめとする核心人物170人が含まれた葬儀委員会が構成されたと報道した。空軍司令官出身の趙明禄は金日成(キム・イルソン)主席死去翌年の1995年10月に軍総政治局長に昇進し、金正日体制に対する軍部の支持を引き出すのに先導した。

特に2000年10月に金正日の特使として米国を訪問し、ホワイトハウスでクリントン大統領と会い米朝関係改善に向けた共同コミュニケを発表している。同年6月の南北首脳会談の夕食会に出席するなど、南北関連行事にも姿を見せている。

趙明禄は日帝時代に抗日運動をしていたと宣伝される金日成の伝令役として知られているが、一部では抗日運動とは無関係の革命第2世代に分類されている。北朝鮮は先月の政治局常務委員選出時、趙明禄が1928年に咸鏡北道延社郡(ハムギョンブクド・ヨンサグン)生まれで、22歳の1950年12月に北朝鮮軍に入隊したと公開している。ロシア空軍大学に留学し、韓国戦争当時にはパイロットとして参戦したとされている。2007年以降は公開活動の回数が年間1~3回にとどまるほど健康の悪化に苦しんでいた。


北朝鮮は葬儀委員長の金正日に次いで後継者の金正恩を権力序列2位に呼び目を引いた。9月28日に開かれた労働党代表者会議で党中央軍事委員会副委員長に上がった金正恩の序列は金正日と金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、崔英林(チェ・ヨンリム)内閣総理、趙明禄、李英鎬(リ・ヨンホ)軍総参謀長に続く6位だった。国防大学のキム・ヨンス教授は、「軍部だけでなく、労働党と内閣を包括するメンバーで構成された葬儀委員リストの2位に上がったのは、後継者の指導体系が急速に定着していることを示す」と話す。金正恩は公式に登場してから先週初めて慈江道(チャガンド)の発電所建設現場を訪問するなど、軍部行事中心から経済現場に後継修業の歩幅を広げている。朝鮮中央通信は発電所訪問の写真を3日に発信し、建設責任者から単独で報告を受ける場面を公開した。このため金正日から独り立ちする姿を印象づけるものとの見方も出ている。



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