日本列島に広がる新韓流、女性グループとKポップの力
29日、日本東京国際フォーラムホール。韓国大衆音楽ショーケース「Kポップナイトインジャパン」が行われた。女性グループ「4ミニッツ」を含め、シスター、T-MAX、ペク・ジヨンら韓国歌手たちの本格的な日本活動をPRする場だ。
Kポップスターたちがステージに上がると5千席をいっぱいに埋めた観衆たちが歓呼した。歌手たちは大部分韓国語で歌い、日本人観客も上手に韓国語でついて歌った。ペンライトを振って 「お兄さん!」 「お姉さん!」 「格好いい!」を連呼する10~20代ファンが目立った。
この日、5千席は予約開始30分で売切れになった。日本のKポップ熱風が感じられる現場だった。
27日午後には東京新宿駅広場で4ミニッツのゲリラコンサートが行われた。日本シングルアルバム「ファースト」リリースを記念したこの日のコンサートには5千人が集まった。車道まで占領したファンが「4ミニッツ」を連呼すると、警察数十人が出動し、しばらくコンサートが中断した。
28日夜、東京のコリアタウンと呼ばれる新大久保。先月オープンした「Kポップライブ」のステージに新人男性5人組グループ「KINO」(写真下)が登場すると、公演会場をいっぱいに埋めた100人の日本女性たちが歓呼の声を上げる。10代から 50代まで多様な年令層のファンはまちまち自分が好きなメンバーの名前を書いた扇子やペンライトなどを振りながら声援する。ファンらは東方神起、シャイニー、2PMの韓国歌謡までついて歌う。
ここは日本のKポップブームに乗って作られた日本初の韓国の歌専用公演場だ。先月初めてステージに立ったKINOは、まだアルバムを1枚も出していない無名グループだ。しかし新大久保一帯の女性韓流ファンの間では最高の株価をあげている韓流スターだ。
「Kポップ in Okubo」の頭文字を取ってKINOという名前をつけた。舞台デビューひと月で有料ファンクラブ会員600人になったほどだ。週5日、1日3回公演するが、毎回100席のチケットがすべて売り切れる。11月末には1500人程度を収容する大きなステージでファンミーティングを兼ねたコンサートを計画中だ。
KINOの志向するコンセプトは日本で出発した親しい韓流スターだ。近くで会えるというのが売りだ。オーディションを通じて1000人の中から5人を選んだ。舞台でトークショーをするほどに日本語も上手だ。
出版社職員という20代女性、伊藤美香さんは 「東方神起、シャイニーなど男性グループが好きで1カ月間、毎日コンサート会場へ来る。近くで好きな韓国の曲をたっぷり聞くことができてうれしい」と話す。
Kポップが日本列島を揺るがしている。その中心には少女時代やKARA、4ミニッツなどを掲げる韓国女性グループがある。
少女時代は26日、日本で2枚目のシングル「Gee」をリリースしてから6日で日本のオリコンのデイリーシングルチャート1位を記録した。この記録は日本に進出した韓国とアジア女性グループを合わせても初めてだ。この日、少女時代はオリコンウィークリーシングルチャート2位にもランクインし、日本を除くアジア女性グループ史上初、オリコンウィークリーシングルチャートトップ3にランクインする勢いを見せた。
これは1980年12月、イギリス5人組女性グループノーランズが「ウォンテッド」で2位を記録して以来、外国歌手としては30年ぶりだ。
日本の年末最高イベントであるNHK紅白歌合戦にも出場する可能性が高い。日本公営放送であるNHKが異例的にプライムタイムニュースのトップで少女時代のショーケースを報道し、時事週刊誌「アエラ」は60年代ビートルズが米国に進出したことと対比させ「韓国女性グループが日本を侵攻」と特筆大書した。
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「ビートルズが米国に進出したように韓国女性グループが日本に進出」(2)
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