日本女子プロゴルフ協会は最近、頭を悩ませている。 韓国から渡ってきたアン・ソンジュが日本舞台を独占状態にしているからだ。 アン・ソンジュは２９日現在、賞金ランキング２位（９２４０万円）の横峯さくらに３２８０万円差をつけて賞金ランキング１位を疾走している。 しかも新人王タイトル獲得はすでに確定した状態だ。 アン・ソンジュが賞金王まで獲得すれば、日本ゴルフ史上初めて新人の賞金王が生まれる。 日本人のプライドを傷つけるほどの大型事件（？）だ。

アン・ソンジュは「選手たちは差別をしたり、警戒心を表したりはしない。 ところが協会はやや緊張しているようだ。 日本メディアのインタビュー要請も殺到している」と語った。


アン・ソンジュは今週の大会を欠場した後、残りの４大会にはすべて出場する予定だ。 賞金王を目の前にしたアン・ソンジュの心情はどうか。

「チャンスは何度も訪れるわけではない。 国内では（２部ツアー賞金王を除いて）申智愛（シン・ジエ）選手に後れを取り、一回も賞金王になれなかった。 今回は必ず賞金王になってみたい」。

アン・ソンジュは賞金王部門以外に平均打数でも１位（７０．６１）になっている。 新人王と賞金王に続き、最多勝王、平均打数賞の計４冠まで見えている。 日本ゴルフ界が慌てるのも分かる。

◇日本ファンも「頑張って！」

アン・ソンジュは先月３０日の日本女子オープンの前、初めて髪を赤く染めた。 理由はストレスを解消するためだった。 アン・ソンジュは「日本で一人暮らしているとかなりストレスを感じる。 最初は青に染めようとした。 しかし青に染めるにはまず脱色しなければいけないので、 赤を選択した。 最初はみんな‘何かあったのか’と驚く表情だった。 しかし赤く染めてからいろんなことがうまくいっている」と話した。

ＳＡＮＫＹＯレディースオープンに続いて富士通レディースまで２週連続で優勝した。 特に富士通レディース第２ラウンドではボギーなしの１０バーディーをマークした。 ゴルフファンは強烈な赤毛のアン・ソンジュを応援し始めた。

「ファンは私を見ると、『赤毛のアン、頑張って』と言う。 赤い頭がファンに強烈なイメージを与えたようだ。 髪を染めてからファンも増えた」



韓国から来たアン・ソンジュ、日本ゴルフ史を変える（２）