日本ホテルオークラが日帝強点期に日本に搬出された利川（イチョン）五重石塔を返還する考えを表した。

利川五重石塔返還推進委員会は２９日午前、東京のホテルオークラで、大倉文化財団と石塔返還交渉を行った結果、日本政府が同意する場合は石塔を返すという考えを表明した、と明らかにした。

日本の菅直人首相は８月、韓日強制併合１００年談話で、日本の統治期間に朝鮮総督府を経由して搬出された朝鮮王室儀軌など図書を返還すると明らかにしただけに、ホテルオークラの利川五重石塔返還には反対しないとみられ、石塔の返還は可能と予想される。


利川五重石塔は高麗初期に利川市官庫洞（カンゴドン）に建てられた。しかし朝鮮総督府が石塔を景福宮（キョンボックン）に移し、１９１８年に大倉文化財団と関係がある大倉土木組を通して日本に搬出した後、東京ホテルオークラの庭に建てたという。