全国教職員労働組合（全教組）江原（カンウォン）支部は、麟蹄郡（インジェグン）の小学校校長が一人暮らしの女性教師を酒の席を設けた官舎に呼び侮辱するなど不適切な行動をしたとし、２５日に該当の校長の罷免を要求した。全教組江原支部はこうした内容の陳情書と該当教師の自筆による事件経過書、同僚教師ら６人の連名による懲戒要求書を江原道教育庁に提出した。

全教組江原支部によると、Ａ校長は２００９年１０月２６日午後９時ごろ、学校官舎に一人で住んでいるＢさんら２人の女性教師を他の官舎に呼んだ。官舎の部屋にはフルーツと缶ビールが置かれ、該当教師が用件を尋ねると校長は「父親が娘と会うのに許可を受けるか。酒を飲んでいたら気分が良くなり、一杯飲もうと呼んだのだ」と話したという。

Ａ校長はまた、４日午後７時３０分ごろにも他の教師の官舎で夕食を食べたＢ教師らを電話で呼んだが応じないことから訪ねて行った。Ｂ教師が「ここはプライベートスペースでむやみに来られては困る」と抗議すると、校長はすぐに「生意気な奴」などと侮辱したという。Ｂ教師が「校長先生、いま私に悪口を言いましたか」と問い直すと、また悪口を言いながら「殺してやる」と携帯電話を投げたと全教組江原支部は明らかにした。