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自転車で23カ国旅行した韓国人とドイツ人の夫婦(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
1998年7月21日にドイツを出発し、16カ月間でイタリア、チェコ、ケニア、インド、フィリピンなど15カ国を自転車で回った。走行距離は1万4000キロメートルに及んだ。1999年10月最後の日に実家に到着したキムさんは、両親の前で号泣した。冷たかった父も心を開いた。夫妻はこの旅行経験を「古木とアリの自転車旅行」という本にまとめた。キムさんと夫は身長がそれぞれ155センチと196センチで、「古木とアリのカップル」と呼ばれた。2005年から2007年には19カ月かけてアルゼンチンとチリ、ボリビア、ペルーなど南米地域を自転車で旅行した後、「アンデスを越え南米を走る」という旅行記を書いた。南米旅行当時、自転車部品と旅行装備を入れた70~80キログラムのトレーラーを自転車の後に連結し高さ4700メートルのアンデス山脈を息を切らしながら越えたことは忘れられない思い出だ。キムさんは、「ペルーとコロンビアで現地警察が宿所と道路でエスコートしてくれるなど、自転車旅行に配慮してくれたことも印象的だった」と話す。

夫妻にとって自転車はどんな意味があるのか。キムさんは、「人生と同じ」と答えた。自転車に乗って進む道には平坦な道もあり、上り坂や下り坂もあるということだ。ベアハイムさんは「自由」だと言う。望むところはどこであれ行くことができるという意味だ。夫妻は、「自転車はわれわれ夫婦をつなぐ“愛の糸”」と口をそろえる。キムさんは夫とともに24日に京畿道一山(キョンギド・イルサン)の韓国国際展示場(KINTEX)で「世界自転車博覧会2010京畿道」の付帯行事として開かれる「トラベルトーク」に参加する。旅行談と自転車旅行に必要な準備事項やノウハウを教える予定だ。「外国の庶民の暮らしを経験してみたいですか。それならば今すぐ自転車旅行を計画してみてください。大変なだけに成就感も格別ですから」。

自転車で23カ国旅行した韓国人とドイツ人の夫婦(1)

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