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「夢と意志さえあるならば、みなさんも自転車で世界旅行をできます。堂々と挑戦してください」。
20日午前、全羅南道順天市大垈洞(チョンラナムド・スンチョンシ・テデドン)の順天湾自然生態公園。夫とともに自転車に乗り5大陸23カ国で5万キロメートル余りを駆け抜けたキム・ムンスクさん(44)夫妻が自転車で順天湾の景色を眺めながら語った言葉だ。キムさんは夫のエリック・ベアハイムさん(48、ドイツ)とともに15日から17日まで順天医療院前公園で開かれた自転車旅行体験学習展示会で自分たちが自転車旅行で撮った写真100枚余りを展示するため順天を訪れた。アルゼンチンのイグアスの滝、ボリビアのウユニ塩湖、ペルーのマチュピチュ、ガラパゴス島の風景とアマゾンのインディオの生活、チリのロデオショーをはじめ、異色の生活を撮影した旅行写真だ。
「自転車で旅行をしているので現地の人と直接触れ合いながらその国の文化や伝統を近くで観察できました。経費節約と健康を維持できるという点はおまけです」。
ドイツ・ハンブルク調達庁で働いていたキムさんと鉄道建設監理業務をしていた夫は現在講演と展示会を通じて自転車旅行の魅力を広めている。自転車世界旅行が契機だった。大学を終えドイツに留学したキムさんは現地で出会った夫と1994年に結婚した。結婚後初めての誕生日に夫がプレゼントしてくれたのが自転車だった。サイクリングを楽しんでいたある日、夫は突然ドイツから韓国まで自転車旅行を使用と提案した。キムさんは外国人の夫を不満に思っていた家族らに「ちゃんと暮らしている」ということを見せたいとの思いからこれを受け入れた。
自転車で23カ国旅行した韓国人とドイツ人の夫婦(2)
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