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【グッドモーニングソウル】「韓国の若い世代のマナーは国際的水準に」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「Excuse you!」(失礼な!)--。

米国で一度も使ったことのないこの言葉をシルベスター・ピーター教授(米国、48、高麗大国際語学院招へい教授)は、韓国でたびたび使った。

その理由はこうだ。1997年韓国に到着したばかりのピーター教授に、ソウル生活を先に始めた米国人の友達が「ソウルはこんな所だ」と経験談の一部を聞かせた。地下鉄2号線の駅で地下鉄のドアが開くと中年女性の1人が急に飛び出してドアの外に立っていたこの友達の肩に強くぶつかっていった。「Excuse me」という言葉を聞くものと期待した友達は、この女性が後ろも見ずに走っていくと、頭に来たついでに自分でも分からないままに叫んでいた。「Excuse you!」。


7カ月後、その友達は「煩雑で思いやりのない韓国文化に適応しにくい」という言葉を残して故国行きの飛行機に乗った。

ピーター教授がこの言葉を口にしたり思い浮かべたりするのには長い時間はかからなかった。地下鉄で足を踏んでも「すまない」と言うどころか、知らない振りをして自分のことに夢中になる人々を見る時や、立っている乗客にこちらにぶつかりあちらにぶつかりしながら、空席に向かって一直線に駆ける人々を見た時、ほかの乗客たちが不愉快だと思おうが思うまいが、大きな声で電話で話す人たちを見た時…。

ピーター教授は「目標が決まれば周りの状況、他人の立場は目に入らない韓国人の姿から、結果を重視する韓国社会の特徴を知った」と述べた。

しかしこのごろ彼は韓国を違う見方をしている。14年のソウル生活で、公共の場所で韓国人のマナーが大きく変わってきたからだ。「海外旅行、留学、語学研修を経験した若い層が増え、文化も変わっていくようだ」とし「今、韓国の若い世代のマナーは国際社会のどの国と比べてもトップクラスの水準だ」と話した。ただ彼は「50、60代以上の高齢者たち、そして農村地域はまだ…」とつぶやいた。

また、楽しい経験話も聞かせてくれた。先日、両手いっぱいに物を持って建物に入り、エレベーターに乗ろうとすると、前にいた若者たちがドアが閉まらないよう、ドアをおさえてくれたという。ピーター教授は「もうソウルで『Excuse you』より『Thank you』を使うことのほうがずっと多くなっている」と話した。




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