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米国F-16出撃…実戦のような空中戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓米空軍は15-22日、韓半島西部空域で連合大規模航空訓練(Max Thunder訓練)を実施すると、軍関係者が14日明らかにした。合同参謀本部の関係者は「今回の訓練は韓米連合防衛態勢を確立し、連合戦闘能力を高めるのが目的」とし「韓国軍が主導しながら訓練を進行する」と述べた。

韓米空軍は08年から毎年2度の連合訓練を行ってきた。今回は天安(チョンアン)艦事件の発生のため規模を拡大して実施する。今回の訓練は7月の東海(トンヘ、日本名・日本海)上の大規模韓米連合海上訓練(不屈の意志)、8月の乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)演習、9月末-10月初めの西海(ソヘ、黄海)韓米連合対潜水艦訓練、13-14日の韓国主導大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)訓練に続き、メディアに公開された5度目の訓練で、対北朝鮮武力デモの性格も帯びている。軍関係者は「今回の訓練には約250人の戦闘操縦士が参加する。これは天安艦爆沈事件の後、戦時対応実戦戦闘訓練の重要性のため」と説明した。

訓練には韓国から最新鋭戦闘機F-15Kをはじめ、KF-16、F-4Eと輸送機C-130、CN-235など約50機の航空機が参加する。米国からはF-16戦闘機がメリーランド州・アラスカ州などから出撃し、戦闘機の空中給油のためにKC-135が動員される。


特に今回の訓練には敵機の役割をする米空軍部隊(第354飛行団第18大隊)がアラスカから最初に展開する予定だ。この部隊は普段研究しているミグ・スホイなどロシア戦闘機の戦術および機動を訓練に適用し、実戦をほうふつとさせる対応機動を実施する。今回の訓練で敵機の役割は主にF-16が担当し、戦闘機の色も味方のグレーではなく国防色にしている。

訓練期間中、両国の空軍は敵機の奇襲挑発に対抗し、大規模な攻撃編隊軍を形成して空中戦を繰り広げ、地上打撃目標に戦術爆撃を実施する。両国の空軍はこの訓練で空中戦闘能力の向上を期待している。21日にはチョン・ジェブ空軍作戦部司令官(准将)とスコット・デニス米第7空軍副司令官(准将)がそれぞれ米国(F-16)と韓国(KF-16)空軍機に搭乗し、指揮飛行を実施する。

今回の訓練に参加する航空機は武装せず、いわゆる「非投下武装評価装備」(NDBS)システムを活用する。このシステムは、実際に爆弾を投下せずに仮想の多様な武器体系を投下できる模擬武装評価装備。戦闘機の空中機動状況を3次元で表す空中戦投機動訓練体系と連動されている。爆弾の特性を入力し、実戦と同じ訓練が可能だ。




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