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米ディーラー「現代自はリコールしたがむしろ良い点数を得た」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「現代(ヒョンデ)自動車は米国で『ソナタ』をリコールしながら、消費者からむしろ良い点数を得た。すばやい対応のためだ。時間をずるずる引き延ばした日本のトヨタとは確実に違う」。

米フロリダ州ニューポートリッチーで現代自動車のディーラー店を運営するスコット・フィンク氏の言葉だ。14日にソウル良才洞(ヤンジェドン)の現代自動車本社で本紙記者と会ったときの話だ。現代自動車は今年米国で新型「ソナタ」を2度にわたりリコールした。2月にドアロック装置の欠陥で1300台余りを、先月にはステアリング装置の欠陥の可能性のため13万9500台をリコールした。品質管理に問題が起きたのではないかとの懸念が出た理由だ。

しかし米国でこの車を販売しているフィンク氏の考えは違った。「車は機械であるため時には問題が起きることもある。どのように対応するかが最も重要だ」と話す。「あまりに遅く対応し米国政府と消費者を怒らせたトヨタと違い、現代自動車はディーラー・消費者にすぐに通知した」との主張だ。


現代自動車の米国ディーラー17人は会社の招きで12日から4日間にわたり韓国を訪れている。13日には鄭夢九(チョン・モング)会長と懇談会も行った。フィンク氏は、「鄭会長の発言内容はほとんど品質についてのものだった」と明らかにした。懇談会に同席した現代自動車米国販売法人(HMA)のジョン・クラフチック社長は、「現代自動車が過去に主に生産拡大と競合の動向に神経を尖らせていたとするならば、いまは消費者が会社の生産量を決定し品質を判断するという哲学に変わった。鄭会長もこうした“哲学の変化”を強調した」と話している。

現代自動車は今年1~9月に米国市場で4.8%のシェアを記録している。起亜自動車を合わせれば7.9%で、GM、フォード、トヨタ、ホンダ、クライスラーに次いで6位だ。「ソナタ」は米運輸省道路交通安全局 (NHTSA)が実施した新車安全度評価で最高等級の星5つを取得している。33種類の新車のうち「ソナタ」とBMW「5シリーズ」だけがこの等級を獲得した。HMAのデービッド・ジュコフスキー販売担当副社長は、「BMWの半分の価格で同じ安全度のソナタを買えるという点を掲げているが効果は良い」と話している。この日会った現代自動車の米国ディーラーは強い自負心を示した。米ニューヨーク州クイーンズバレーで現代自動車のディーラー店を運営するマーク・ガビー氏は、「品質は日本車に決して劣っていないと思う」と話す。フロリダ州のフィンク氏は、「うちのディーラー店は最近の月間販売台数が近くのトヨタディーラー店の2倍を超える」と誇る。しかしまだブランドイメージ改善が必要だとの指摘も出された。フィンク氏は「潜在顧客と会ってみれば現代自動車の製品を買おうと思ったことが一度もないという人が多い。消費者の意識も日本車や欧州車には及ばない」と話している。




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