韓国とフランスの外奎章閣（ウェギュジャンガク）図書返還交渉で、フランス側が「相互貸与」ではなく「一方的貸与」を妥協案として提示したことが確認された。韓国側から別の文化財の貸与なしに、フランスが外奎章閣図書を貸与するという意向を明らかにしたのだ。フランス政府はこれまでの交渉で「相互貸与」を基本原則として主張してきた。

交渉内容に詳しい韓国側の関係者は１３日、「フランス側が他の韓国文化財の貸与を受けるという条件を付けずに、外奎章閣図書を貸与するという意向を伝えてきた」とし「韓国政府はこれを受け入れるかどうかを検討中」と明らかにした。この関係者は「交渉の最大の障害だった韓国文化財の貸与条件が消えたのは画期的な進展」と話した。

韓国側はこれに合意する場合、「特別な事情がない限り貸与は延長される」という内容を協定書に盛り込み、永久にこれを所蔵できるようにする計画という。


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