金正日（キム・ジョンイル）北朝鮮国防委員長の三男の金正恩（キム・ジョンウン）氏が昨年１月、後継者に内定されてから、その側近たちが金正日国防委員長の長男である金正男（キム・ジョンナム）氏に近づく計画を立てると「接触するな」という中国側の警告を受けていたことが１２日、明らかになった。

１３日の朝鮮（チョソン）日報によると、政府消息筋は１２日「金正恩氏の側近たちが海外であれこれ話す金正男氏をただではおかないという動きを見せたが、中国側が『正男氏に手を出すな』『中国の領内では（接触を）絶対に認めない』とメッセージを送った」と報道した。

金正男氏は中国高位層の子弟の集団である「太子党」と親交が深い。


北朝鮮崩壊時、中国が金正男氏を指導者に据え、北朝鮮を吸収しようとしているといううわさも、こうした状況と無関係ではない。同消息筋は「金正男氏は北朝鮮に戻らず、居住地であるマカオや北京など、中国領域内に滞在するだろう」と話している。

金正男氏が９日、日本のテレビ朝日の取材に「個人的に３代世襲に反対する」と公開的に明らかにした所も北京だと、同紙は伝えている。






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