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第15回釜山(プサン)国際映画祭のため世界の映画関係者が釜山に続々と集まっている。 釜山映画祭もかなり古くなり、映画界の関係者が好んで行く飲食店も増えている。 今回、映画関係者らがよく行く店を尋ねた。 その店に行くと、俳優たちの隣のテーブルに座って食事を楽しめる幸運に恵まれるかもしれない。
「釜山とは縁が深い。 映画『海雲台(ヘウンデ)』を撮影しながら08年の春と秋を釜山で過ごした。 当時、ユン・ジェギュン監督の紹介でミルミョンを初めて食べた。 その味が気に入って、釜山にいる間、2日間に一度はミルミョンを食べていた。 今回も釜山映画祭に行けば、当時のことを思い出しながらその店に行きたい」。
韓国戦争(1950-1953)中、釜山(プサン)に避難した北側の人たちは故郷の冷麺が恋しかった。 しかし避難地には蕎麦と澱粉が少なかった。 やむをえず小麦粉で冷麺を作って食べたのがミルミョンだ。 今は釜山といえばミルミョンを思い浮かべる人が多く、この都市の3軒に1軒はミルミョンの店といわれるほど釜山の代表的な庶民食となっている。
「加耶ミルミョン」は41年の歴史を誇るミルミョン元祖の店。 細い麺に豚の骨、玉ねぎ、ショウガ、5種類の漢方剤を煮込んで作ったスープを注ぎ、その上に赤いタレを加える。見た目は冷麺とほとんど変わらない。
小麦粉に塩・水・少量のソーダを入れてこねた後、冷蔵熟成させ、注文が入ればすぐに麺にする。麺はコシがあっておいしい。 タレをかけたスープはやや甘みを感じさせながらも刺激的な味で、中毒性がある。 スープなしにタレだけを入れて混ぜて食べてもおいしい。
ミルミョン・ピビンミョン4000ウォン(約300円)、麺の追加1000ウォン。 釜山地下鉄2号線の東義大駅5番出口。 051-891-2483。
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