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電気自動車時代を率いるDNA、韓国にはある(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
従来の自動車企業にとって電気自動車時代の到来はひたすら喜べることではないだろう。 新しい製品の出現で従来の市場での位置づけが変わるからだ。 しかし下手に既得権を守ろうとするとマイナスに働くケースが多い。 近い事例では一般フォン分野で世界1位を目指した三星(サムスン)電子は、従来の地位に安住するあまり、スマートフォン時代の変化にきちんと対応できなかった。 アップルのアイフォーンの成功後、一歩遅れて反撃に出たが、まだアップルに追いつけずにいる。一般フォンはスマートフォンに市場をずっと奪われている。

昨年夏の中国訪問で電気自転車の波を見て、これから電気自動車がもたらす大きな変化を直感した。 中国の電気自動車企業はすでに技術力を大きく高めていた。 エンジンと2万個以上の部品からなる「機械装置」だった自動車はいま、モーターと電子部品で構成された「電子製品」に進化している。 ウォーレン・バフェット氏が投資して有名になった中国電気自動車製造企業BYDは携帯電話製造企業としてスタートした。 自動車産業の枠組みが変わっているのだ。 この進化過程で数多くの企業が消え、別の産業と企業が生まれることを想像すると、株式投資者としては非常にエキサイティングなことに違いない。

こうした変化は、韓国企業が新しい成長動力を確保するうえでチャンスになるはずだ。 電気自動車時代を率いる韓国人だけのDNAがあるからだ。 技術的な側面で韓国企業が世界的な競争優位を確保した電機電子や情報通信分野、二次電池の技術力などを考えると、十分に競争できるだろう。 電気充電所などインフラの面でも、米国や中国に比べて国土は小さいが、主要都市の人口密度が非常に高い点は大きな強みになりうる。 グリーン革命と電気自動車への変化はすでに始まっている。 韓国の強みを生かして企業と政府が迅速に対応し、電気自動車時代の主人公に躍り出る時だ。


姜芳千(カン・バンチョン)アセットプラス資産運用会長



電気自動車時代を率いるDNA、韓国にはある(1)

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