尖閣諸島(中国名釣魚島)をめぐり中国と対立をもたらしている日本が、今回は千島列島で戦々恐々としている。
ロシア、日本の両国が領有権紛争をしている千島列島にメドベージェフロシア大統領が訪問するといわれているからだ。
28日時事通信によればサハリン州のニュースサイトである「サハリンインフォ」は「メドベージェフ大統領が29日、北方四島のうち、国後と択捉を訪問する計画だ」と報道した。
千島列島は第2次世界大戦後ロシアが実効支配している。1956年日ソ共同宣言当時、ソ連が「平和条約締結後、国後と択捉を除いた残り2島を返す」と提案したが、日本は「4島をすべて返してもらわなければならない」と拒否した。以後、日本政府は粘り強く千島列島の領有権を主張している。
日本政府は急いで真相確認に着手した。尖閣事態で苦しむ状況に、ともすればロシアにまで戦線を拡大するかもしれないからだ。菅直人首相はこれについて「北方領土が我が国の固有の領土という政府の考えには変わりがない」と強調した。仙谷由人官房長官は「ロシア側に懸念を伝えた後、(大統領の訪問)計画があるかどうかを確認中」と述べた。
以後、メドベージェフ大統領の千島列島訪問計画は変更したという話が伝わったが、日本政府は依然として緊張している。
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千島列島は第2次世界大戦後ロシアが実効支配している。1956年日ソ共同宣言当時、ソ連が「平和条約締結後、国後と択捉を除いた残り2島を返す」と提案したが、日本は「4島をすべて返してもらわなければならない」と拒否した。以後、日本政府は粘り強く千島列島の領有権を主張している。
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