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権力闘いからはじかれた正男氏と正哲氏は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
長男の正男氏、日本密入国が発覚しアウト

次男の正哲氏、ホルモン疾患で脱落

北朝鮮の3代目世襲は多くの紆余曲折を経た。


2001年5月、金正日の長男、金正男(キム・ジョンナム、39)氏が偽造パスポートを持って日本に密入国して摘発され、後継者から遠くなった。以後、キム・ジョンウンの兄である正哲(ジョンチョル、29)氏が有力な候補に挙がった。2002年8月には北朝鮮軍出版社が金正哲、キム・ジョンウンの母、高英姫(コ・ヨンヒ)を“尊敬するお母さん”と偶像化した宣伝物を発刊するほどだった。

しかし金正哲氏が西方のポップ歌手の公演を観覧するために女性とともにヨーロッパを歩き回っている事実が日本メディアで公開されると後継ぎ脱落説が出始めた。金正哲がホルモン系の異常で後継者は難しいという話もあった。

キム・ジョンウン氏が後継構図からはじかれた兄弟たちとどんな関係設定をするかも関心事だ。

金正日の場合、後継ぎ内定5カ月前の73年9月、おじの金英柱(キム・ヨンジュ、金日成首席の弟)氏が務めた労働党組職指導部長となり、後継者の地位を固めた。金英柱氏は政治局委員として残ったが前面に出なかった。軍の大領出身で軍部基盤があった異腹弟金平一(キム・ピョンイル)ポーランド大使は81年から海外武官と大使を努めており、国内で要職につけなかった。

キム・ジョンウンの異母兄の金正男氏は現在、マカオと中国などを行き交っているという。同氏は昨年1月の外信インタビューで「後継者問題は父が決める」と話したが、結局、金正日国防委員長がキム・ジョンウンを選択し、頼るあてを失った。

金正哲氏には交通事故重傷説が出たが、近況は伝わっていない。



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