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最高時速150キロの電気自動車、ソウル都心を走る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

『カーニバル』乗合車を電気自動車に改造した。



最高時速150キロで走る高速電気自動車が国内に初めて登場した。

ソウル市のク・アミ親環境交通課長は27日、「交通安全公団の支援を受け、『カーニバル』(写真)5台を電気自動車に改造し、業務用として使用することにした」と明らかにした。


この車には36キロワット時の大容量国産バッテリーパックが搭載され、6時間の充電で140キロを走る。微細塵・窒素酸化物など有害排気ガスを排出せず、エンジン騒音がないのが特徴。出発から時速100キロに達するのに9秒しかかからず、一般RV車(15秒)よりも加速能力が優れている。

燃料費は1キロ当たり27ウォン(約2円)で、同級軽油車(116ウォン)の4分の1水準。韓国の乗用車の一日平均走行距離である40キロを走っても燃料費は月4万ウォンほどにしかならない。高速電気車は制限速度80キロ以上の道路を含め、どこでも走行できる。4月に販売を始めた低速電気自動車(NEV)は制限速度が時速60キロ以上の主要幹線道路は走れない。

市民も自分の乗用車を高速電気自動車に改造して乗ることができる。構造変更専門会社に依頼し、改造費用を支払えばよい。電気自動車に改造する費用はバッテリー容量によって差があるが、5000万ウォン(約380万円)を上回る見込みだ。ソウル市のキム・ファンレ・グリーンカー政策チーム長は「車体とタイヤを除いたほとんどの装置を電気車専用に変えるため多くの費用がかかる」と説明した。現代(ヒョンデ)自動車、ルノー三星など自動車企業が来年出す予定の高速電気自動車の販売価格も5000万ウォン以上になるとみられる。

一般人は自動車管理法「自動車構造装置に関する規定」が発効される11月8日までは臨時ナンバープレートを付け、その後は現在のナンバープレートを付けて改造電気自動車を運転できる。高速電気自動車はLIG火災保険に加入でき、保険料は一般乗用車の140%水準。

現在ソウル市は漢江(ハンガン)公園、ソウルの森公園などで施設管理用として2人乗り低速電気自動車20台を試験運行している。11月からは南山(ナムサン)循環バス15台も電気自動車に換えて運行する。ソウル市内には電気自動車のための充電施設が市庁・区庁など53カ所に設置されている。ソウル市は充電所を年内に100カ所まで増やす計画だ。



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