北朝鮮が全国規模の軍事訓練を行っていると、米国の「自由アジア放送」（ＲＦＡ）が１７日伝えた。

放送は多数の北朝鮮内の消息筋を引用し、「１５日から４日間の日程で特殊部隊を動員した大規模な軍事訓練を始めた」とし「両江道（ヤンガンド）・咸鏡南道（ハムギョンナムド）・黄海北道（ホァンヘブクド）・江原道（カンウォンド）地域では対抗訓練が、その他の地域では民間待避訓練と灯火管制訓練が行われている」と明らかにした。消息筋は「対抗訓練は特殊部隊が敵軍となって工場や企業所、国家主要機関建物を襲撃し、民間防衛隊員が防御する方式で行われる」と伝えた。

ＲＦＡによると、北朝鮮の対抗訓練は冬季に１０－１５日間ほど実施されるが、秋季に短期間の訓練を行うのは異例。軍関係者は「北朝鮮の対抗訓練は一種の民間防衛訓練。大規模な兵力と機械化部隊が移動する訓練は確認されていない」と述べた。


一方、国会国防委員会の宋永仙（ソン・ヨンソン）議員（未来希望連帯）は「韓国陸軍の主要火力は弾薬不足のため、戦争勃発時は２週間以上砲撃を続けるのは難しい」と主張した。

宋議員は報道資料で「戦闘予備弾薬は６０日分量を確保するのが目標だが、１段階で３０日分を確保することになっている」とし「現在、韓国陸軍が保有している弾薬は０９年基準で（平均的に）約２週間分にもならないことが確認された」と述べた。特に最近開発されたＫ－１１複合小銃とＫ－９自走砲の予備弾薬は１週間分にもならないと、宋議員は指摘した。