三星（サムスン）経済研究所の鄭琪栄（チョン・ギヨン）所長は１５日、「韓国経済の今年の成長率は５．９％と予想されるが、来年は３．８％に下落すると予想される」と述べた。

鄭所長はこの日、ソウル瑞草洞（ソチョドン）の三星本館で開かれた社長団協議会で、「来年は景気浮揚が難しく、輸出が成長をけん引する力が弱まるうえ、資産価値がわずかな上昇にとどまり、消費増加傾向も弱まるだろう」とし、このように予想した。

三星経済研は報告書「２０１１年世界経済および国内経済展望」で、「韓国経済の回復を主導してきた半導体と自動車産業の成長の勢いが７月以降、鈍り始めた」とし「ＩＴ（情報技術）と自動車産業を中心に在庫が大きく増加し、７月には在庫循環サイクル上、景気下降局面に入った」と明らかにした。


また「今年下半期から韓国経済の勢いが弱まる見込み」とし、今年上半期７．６％を記録した成長率が下半期には４．４％に落ちると予想した。 来年の消費者物価上昇率は２．８％、失業率は３．５％と予想した。



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