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「さて、今からペダルを踏み込みます」。10日午後、中部高速道路の東ソウル料金所付近。 軽自動車「マティス」のハンドルを握ったレオモータースのイ・ジョンヨン社長(45)が加速ペダルを踏んだ。 時速80キロ程度だった速度計の針はあっという間に110キロに上がったのが、助手席に座っていた記者の目に入った。
この日、高速道路を走った「マティス」と「ラボ」はともに一般車両を時速100キロ以上で走る高速電気自動車に改造したものだ。 国内電気自動車パワートレイン(動力伝達装置)専門企業のレオモータースが改造した。 首都圏の各地に暴雨が降ったこの日、この2台の車は一般・高速道路はもちろん、南漢山城(ナムハンサンソン)の山道も無理なく上った。
◇消費者に近づく高速電気自動車=最近、現代(ヒョンデ)自動車が国内で初めて量産型高速電気自動車「ブルーオン(BlueOn)」を公開し、電気自動車への関心が高まっている。 電気自動車技術を持つ国内中小企業も従来のエンジン車を高速電気自動車に改造する事業を推進中だ。
一般消費者はまず改造電気自動車に乗ることになりそうだ。 現代車の関係者は「ブルーオンの一般市販は2012年を過ぎてから可能」と述べた。 半面、改造高速電気自動車は先月、国土海洋部の関連規定が告示され、車種別に自動車性能研究所の安全性確認さえ受ければいつでも改造が可能だ。
◇走行は満足、距離が課題=京畿道河南市(キョンギドハナムシ)のレオモータース研究棟を出発した改造高速電気自動車2台の走行性能は電気自動車とは信じがたいほど優れている。
会社側は改造マティスの最高時速を110キロ程度と明らかにしたが、高速道路では時速120キロも可能だった。 電気モーターの出力がより大きい改造ラボに乗り換えると、時速130-140キロに達した。
最大走行距離はやや短い。 2つの改造車の最大走行距離はマティスが70キロ、バッテリー容量が大きいラボは200キロ以上だ。 ラボの場合、現代「ブルーオン」(140キロ)より60キロ以上も長い距離を走る。
しかしどの電気自動車でも会社側が明らかにする走行距離は一般的な状況を仮定した場合だ。 ラボの場合、悪天候の中でエアコン・ワイパーをつけて高速走行したところ、110キロ走ったところでバッテリー残量は35%程度に落ちた。 完全放電まで走れば170キロほど走るということだ。
価格も問題だ。 会社側は1000cc級軽自動車を高速電気自動車に改造する場合、車の価格を除いて2000万-2500万ウォン(約150万-180万円)の改造費用がかかると明らかにした。 イ社長は「電気自動車に変えれば燃料費が最高10分の1水準に減る。改造費の半分程度が政府から補助されれば価格競争力が生じる」と述べた。
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