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中国は02年から米国を超えて韓国の部品・素材の最大輸出国になった。 昨年中国に輸出された韓国産部品・素材は計613億ドルで、部品・素材輸出額全体の35.8%を占めた。
半面、日本との貿易は依然として輸入が輸出よりはるかに多い。 昨年の輸出は102億ドル、輸入は303億ドルで、201億ドルの赤字を出した。 その間の輸入多角化政策を受け、日本産の比率は01年の28.2%から昨年は25.3%とやや減少した。 しかし規模は2倍に増えた。 まだ中国に輸出して稼いだ金で対日本貿易の赤字を埋めている格好だ。
ところが最近、こうした三角関係に変化の兆しが表れている。 中国の生産能力が高まっているからだ。 市場が拡大すると自然に生じる現象ではあるが、中国政府が製造業で自国産部品・素材の使用を奨励する政策(バイチャイナ)を推進した結果でもある。 08年には韓国が輸入した部品・素材のうち中国産の比率が初めて日本産を抜いて1位になった。
部品・素材産業でも「サンドイッチ(板ばさみ)」になる可能性が高まっているのだ。 特に中国に対する貿易依存度が非常に高い状況だ。 これによる打撃は深刻になるしかない。 専門家らは、日本とドイツが占めている核心分野への進出を急ぐ必要がある助言している。 今年から始まった「20大核心部品・素材」育成事業や「世界市場先行獲得10大核心素材(WPM)」開発などはこうした脈絡で推進する事業だ。
産業技術評価管理院のキム・ユンミョン部品・素材チーム長は「開発途上国の産業レベルを評価し、将来重要になる分野を先行獲得する戦略を駆使しなければならない」と述べた。
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