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やはり日本のエース、石川遼(19)だった。10日に済州(チェジュ)ヘビチCC(パー72)で行われた現代(ヒョンデ)キャピタル招待プロゴルフ韓日国家対抗戦の初日、石川はフォアサムストローク競技で園田峻輔と組み、5アンダー、67をマークした。
石川は両国出場選手のうち最も若く、一緒にプレーした園田も経験が少ない。石川と同じ高校の2年先輩で、まだ21歳だ。しかし石川は「高校時代に一緒にしてきた選手なので、うまく息を合わせることができた」と語った。先週、この2人は日本ツアーで1、2位を占めた。プレーオフまでもつれた。ショット感覚は絶好調だ。
日本は必勝組の両選手を最後の組に布陣させた。石川は1番、2番で連続バーディーをマークし、機先を制した。6番でもバーディーを奪い、4打差をつけた。7番でダブルボギーをたたいたが、動揺せず、その後3バーディー(10、12、16番)を追加した。
石川は幼いが、老練なプレーを見せる。18番で石川の才能が光った。園田のショットが左OB杭の方向へ飛んだ。かろうじてOBは免れたが、深いラフだった。とうていピンを狙えない位置だった。無理する必要はなかった。4打差でリードした状況であるためレイオフしてもかまわず、アンプレヤブル宣言をしても勝利は確実だった。
しかし石川は競技委員を呼んだ。「遠くにある中継塔がボールが飛ぶライン上にかかる」と主張し、無罰打ドロップを要求した。規則上、テレビ中継塔は「臨時の動かせない障害物」に分類され、罰打なく救済を受けられる。競技委員は石川を救済した。
石川はドロップしてピン5メートルにつけ、最終ホールでバーディーを奪った。この結果、最後の組の石川-園田組は4打差で大勝し、チーム全体の士気を高めた。キム・ギョンテは「石川は幼いが精神力が非常に強く、一度かみつくと最後まで放さない選手」と評価した。日本の青木功団長は石川-園田組を2日目にも最終組に配置した。
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