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柳明桓(ユ・ミョンファン)前外交通商部長官が娘の不正採用で長官職を退いた中、田允喆(チョン・ユンチョル)元監査院長の娘(40)も最近、外交部のフランス語特技者特別採用に応募し、1人だけ合格したことが分かった。特に田元院長の娘の特別採用は突然だったことがわかり問題となっている。
9日、司法当局と外交部によると田元監査院長の娘は6月、フランス語堪能者専門人材(6級)1人を選ぶ試験で首席で合格後、1日付で採用され、現在教育を受けている。当時フランス語部門には17人が応募した。田氏は1年余り、外交部のインターン職で働いた経験がある。
司法当局関係者は「調査結果、田氏のようなフランス語の得意なインターンのうち一部がすでに昨年下半期に特採されており、再び特採を実施する理由がなかった」とし「今回の特採のために人材定員(T/O)も1人増やしたことがわかった」と明らかにした。司法当局は柳前長官と田元院長がソウル高校の先輩後輩の間で同窓の集まりなどを通じて親交があった点を挙げ、柳前長官が関連したかも調べている。これによって現在監査を進行中の行政安全部が特採実施背景と田氏の合格過程、採点基準などに対して調査をするものとみられる。
これに対して外交部当局者は「当時、外部の人3人と外務省職員2人で構成された審査委員団は公正な手続きを経て田氏に最も高い点数を与えたものと確認された」とし「フランス語堪能者1人を選んだ理由はアフリカエネルギー外交の協力強化次元だった」と明らかにした。
柳明桓前長官も「田允喆元監査院長と近い間ではあるが外交部が個人会社でもないのにどうやって特定人を特採するのか」と述べた。また人材定員を増やしたことについては「人事チームで定員オーバーで採用することがある」と付け加えた。田元監査院長は「娘が試験を受けるということは知っていたが、私が柳前長官にお願いをするとか協議をしたことはない」と述べた。
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