世界経済フォーラム(WEF)が評価する国家競争力順位で韓国が上位20位から外れた。李明博(イ・ミョンバク)政権の発足後、3年連続で順位が落ちている。
WEFが9日に発表した2010年国家競争力評価によると、韓国は昨年より順位が3つ下がり、評価対象139カ国のうち22位となった。韓国は07年に11位まで上がったが、08年13位、09年19位に落ちたのに続き、今年で3年連続の下落となった。今年の順位は06年(23位)水準に近い。
これに先立ち5月に発表されたスイス国際経営開発院(IMD)の競争力評価では、韓国は1年前より4つ順位が上がり、調査対象58カ国のうち過去最高の23位となった。ほぼ同じ時期に2つの外国機関が発表した韓国の国家競争力評価がお互い異なり、評価の適正性に疑問が提起されている。
国別にはスイスが昨年に続いて今年も1位を守った。米国は08年の1位から昨年2位に落ち、今年は4位まで順位を下げた。スウェーデンが2位に浮上し、シンガポールは3位を守った。日本は8位から6位に上がった。
ブリックス(BRICs)の中では中国が昨年の29位から今年は27位に上昇したが、インド(49位から51位)、ブラジル(56位から58位)は順位が2つ落ち、ロシアは63位を維持した。
今回の評価は3大部門・12細部部門、111指標で行われた。指標のうち80件は質問で、31件は統計で評価された。
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