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IMF「韓国の財政余力は先進国で上位」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
多い、少ないなどと論争を招いている国の負債。しかし韓国の負債はどういう見方をしても心配するレベルではないという分析が国際通貨基金(IMF)と租税研究院から出てきた。

IMFは最近、23先進国の財政現況を精密分析した報告書「財政余力」で、韓国・オーストラリア・デンマーク・ニュージーランド・ノルウェーは突然の危機に対応できるほど十分に財政余力があると評価した。また韓国は国家負債比率が持続的に減る少数の先進国の一つで、2015年には負債比率がオーストラリアに次いで2番目に低くなるという見方を示した。IMFは「韓国など4カ国は突然の衝撃を耐えられる財政余力を備えている。しかしこれらの国も今後の財政圧力を念頭に置く必要がある」と指摘した。

しかしIMFは「ギリシャ・イタリア・日本・ポルトガルはまた危機を迎えれば対応する財政余力がほとんどないといっても過言ではない。アイスランド・アイルランド・スペイン・英国・米国も限られた範囲内でしか財政を動員できない」と分析した。


09年基準で国内総生産(GDP)に対する国家負債比率は韓国が32.6%で、オーストラリア(15.5%)、ニュージーランド(26.1%)に次いで低かった。2015年には韓国の負債比率が26.2%に減少し、オーストラリア(20.9%)に次いで2番目になると予想した。国家負債比率が減る国は韓国のほか、カナダ・アイスランド・イスラエル・スウェーデンだけだった。23先進国のうち2015年の国家負債比率が100%を超える国は日本(250%)、ギリシャ(158.6%)、イタリア(124.7%)、米国(109.9%)など。

一方、租税研究院はメキシコ・トルコを除いた経済協力開発機構(OECD)28加盟国の国家債務健全性を3つの基準で比較し、韓国がそれぞれの基準で1・2・5位になった、と明らかにした。まず純債務規模、成長率・金利格差など債務規模に影響を及ぼす要素をすべて考慮した総合評価で韓国は1位だった。

「国家債務比率安定化(FS)」のために許容される最大赤字財政規模を意味するFSギャップの場合、韓国はスウェーデンに次ぐ2位。他国より財政赤字を多く出しても、国家債務が危険水位に達しないという意味だ。

財政安定化指数(IFS)では、韓国がスイス・スロバキア・オーストラリア・カナダに続く5位となった。IFSは欧州連合(EU)の管理目標であるGDP対比財政赤字3%、国家債務比率60%を達成に関して指数化した数値。



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