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「国立大は日本が侵略の手段として建てた…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 李基秀(イ・ギス)高麗(コリョ)大総長が6日の特別講義で、ソウル大・延世(ヨンセ)大・梨花(イファ)女子大など他の大学を蔑むような発言をし、批判が起きている。

李総長はこの日午前9時から50分間、高麗大法学新館原形講義室で、「高麗大の歴史、伝統と未来」という科目を講義した。高麗大の歴史・人物・学風などを教えるこの科目は、今学期に初めて開設された選択教養科目の講義だった。李総長は40人の受講生が送った「一学期間に討論したいテーマ」に関する電子メールに基づいて講義を始めた。

李総長は講義の途中、「(ある学生が)高麗大は大韓民国トップの大学になれないのか、解決策は何か(と尋ねた)。すでに高麗大が大韓民国トップではないのか」と話した。李総長は「(高麗大は)‘教育を通して国を救おう’という理念を持って作られた大学であり、その役割を時代ごとに忠実に遂行してきたのではないかと思う。大韓民国の発展の中で高麗大がどんな役割をしたか、そういう面で私たちはトップの大学」と述べた。


さらに「国立大学は解放されてから国立大学であり、それ以前は日本が侵略のための方便として作った官立大学だった。大韓民国の正統性を守れる大学は私立大から探さなければならない。高麗大でなければ延世大だが、延世大はキリスト教大学であり、大韓民国の大学ではない」と述べた。

李総長は「延世大・梨花女子大はキリスト教伝播の手段として作られた大学だった。延世大開校記念式では檀上に7人がいたが、金漢中(キム・ハンジュン)総長のほかは全員が牧師だった。『キリスト教の理念を広めて目的を実現するために延世大があり、延世大が大きく成長していかなければならない』と話していた」と伝えたりもした。

これに対し、該当大学は不快感を表している。ソウル大の金光雄(キム・グァンウン)名誉教授(行政学)は「大学ごとに1、2位などの順位をつけること自体が時代錯誤的な考え」と述べた。官立大学という発言に対しても「時代ごとに大学の使命があるかもしれないが、学問を研究して学生を教える本質は変わらない。李総長の論理ならソウル大の教授はみんな親日派ということなのか」と語った。



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