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4日、東京池袋駅前に用意された日本の民主党代表選挙の遊説場。田中真紀子元外相がマイクを取った。真紀子氏は「政治とは結局、推進力と結果」とし、小沢一郎前民主党幹事長の推進力と政治業績を強調した。小沢の最大の弱点であると同時に菅直人首相側が執拗に食い下がる不法政治資金問題も避けなかった。真紀子氏は「しきりにクリーン、クリーンというが、クリーニング店でもないのに…。長く生きてみれば人間も靴の底も汚れるではないか」と述べた。
真紀子氏は田中角栄元首相の長女だ。昨年、総選挙を控えて小沢氏の勧誘で民主党に入党した。真紀子氏が田中元首相の血肉なら、小沢氏は政治的意味で田中元首相の皇太子だ。田中元首相の下で政治を学んだ小沢氏は 47歳で最年少自民党幹事長を務め、政界の実力者に成長した。不法政治資金問題が取りざたされた昨年末には新潟の田中元首相の墓を訪れ「先生に負けない政治家になりたい」と抱負を述べた。田中元首相も権力の頂点にあった時代、ロッキード・スキャンダルで窮地に追い込まれ、小沢氏はそんな師匠に影のように随行して政治を学んだ縁が妙に重なる。小沢氏は本格的な街頭遊説を控え、3日、師の娘を訪ねて支援を要請した。
日本メディアが真紀子氏の小沢支持に格別の関心をこぼす理由はもう1つある。2001年、日本首相を選ぶ自民党総裁選挙で、誰も予想できなかった小泉純一郎候補の当選に真紀子氏が決定的な役割をした事実があったからだ。ハスキーな声に新潟方言を交ぜて自民党指導部を責める真紀子氏の遊説で小泉旋風を起こすのに大きく寄与し、小泉氏は当選後に真紀子氏に外相職を任せた。
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