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「タブレットPC新製品ギャラクシータブ(GALAXY Tab)の今年の販売目標は100万台。国内をはじめ、米国と欧州で来月初めに発売する計画だ」。
三星(サムスン)電子の申宗均(シン・チォンギュン)無線事業部社長は3日(日本時間)、独ベルリンで開催中の家電見本市「IFA2010」で韓国記者団と会い、このように明らかにした。普段は具体的な販売目標数値を出さない申社長だが、この日は100万台と力強く語った。
申社長は「価格はギャラクシーSよりやや高くなるかもしれない。しかし移動通信事業者が補助金を出せば消費者の負担が減る」と述べた。
以下は一問一答。
--画面の大きさを7インチに決めた背景は。
「より携帯しやすくするために大きさを重視した。片手にぴったりで、見た感じもよい。ギャラクシータブは女性のハンドバッグにも入る。ギャラクシーSのスマートフォンでインターネットを使用しづらいと感じている人には7インチなら完ぺきだ」
--「ギャラクシータブ」はスマートフォンなのか、タブレットPCなのか。
「電話機能があるので、あえて区分するならスマートフォンに近い。サイズが大きいのはタブレットPCのようだが、スマートフォンとの境界があいまいになるだろう。見て聴くデジタルコンテンツが増えているので、スクリーンが大きくなる必要があるが、それがタブレットPCだ。スマートフォンとタブレットPCは共存しながら市場をお互い育てられる共生関係にある」
--「ギャラクシータブ」の後続は。
「来年、スーパーAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)画面を採択する計画がある。大きさも5-10インチなど幅が広がるだろう。基本ソフト(OS)を含めてタブレットPCのポートフォリオを多様化していく」
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