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輸入車、維持費は高く、サービスは不十分

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 輸入車40万台時代--。 今年1-7月、国内市場シェアは6.72%に達し、過去最高を記録した。 輸入車が国内でも大衆化しているのだ。

しかし修理費が高く、エンジンオイルやブレーキパッドなど基本的な消耗品を交換するだけでも国産車より多くの費用がかかるのが現実だ。 サービス工場が少なく、車を預けると1週間以上待つのが普通だ。 輸入車の増加速度に輸入車インフラが追いついていないのだ。

輸入車サービスの不満は、昨年12月に韓国消費者院が調べた「乗用車サービス実態(保証期間以内)」にも表れている。 消費者院が08年から昨年9月末までに入ったサービス苦情を分析した結果、国産車は1276件、輸入車は205件だった。 消費者院は販売台数を勘案した不満指数は国産車が91.09、輸入車は255.51で、輸入車の不満比率が国産車の2.8倍に達したと分析した。


◇修理費の実態=07年、保険開発院付設自動車技術研究所は輸入車の部品価格と整備費用に関する分析資料を出した。 この資料によると、作業費を除いた部品の価格は海外現地価格に比べて最高3倍も高かった。 作業費を含めると、輸入車修理費は海外現地より4倍以上高いという推算が可能だ。 ベンツなど一部の輸入車企業は昨年、一部の部品価格を最高30%引き下げたが、まだ修理費は国産車に比べて3倍以上高い。

実際に中央日報がベンツe350、アウディA6 3.0、BMW535と国産大型車の修理費を調べた結果、輸入車が3-4倍高かった。 現代(ヒョンデ)車「ジェネシス」のエアサスペンション交換費用(作業量含む)は約80万ウォン(6万円)であるのに対し、輸入車は320万-380万ウォンだった。 通常1万5000キロ以上走行すれば取り替える前輪ブレーキパッド(2個)は国産大型車が11万ウォンだが、これら輸入車は60万ウォンを超えた。

輸入車のうちトヨタ・ホンダ・日産など日本企業の修理費は比較的安いほうで、 国産車の修理費の1.5-2倍だ。 大型整備工場を確保しており、物流コストが相対的に欧州・米国企業に比べて低いからだ。

◇負担になる維持費=フォルクスワーゲンのゴルフ2.0ディーゼルは3000万ウォン台の輸入車のうち最も人気ある車だ。 国産中型車より数百万ウォン高いが、燃費は30%以上よい。 燃費がよく、維持費がそれほど高くないといううわさのため、国産車から乗り換える顧客が多い。 しかし維持費を一つひとつを確かめると負担は少なくない。 首都圏の場合、サービス処理能力が不足し、簡単な整備でも事前予約が必要だ。 エンジンオイル交換費用も16万ウォン台と、国産中型車の3倍にのぼる。

作業量も高い。 担当者が少なく、人件費がかかるからだ。 プジョーを輸入する韓仏モータースのソン・スンチョル社長は「中産階級が輸入車を保有する時代になったが、まだサービスよりも販売を増やすことに力を入れている企業がほとんど。一部の輸入車の場合、整備人材が足りず、一日でエンジンオイル交換ができなかったり、簡単な整備もできないことがよくある」と述べた。

輸入車は自動車保険料も高い。 新車は同級国産車に比べて40%ほど高く、4年以上の中古車の場合、保険料の差は60%以上にも開く。 年式が古くなった輸入車は故障の可能性が高く、修理費が高いからだ。



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