＃姿を現したｉＰａｄの対抗馬



２日に開かれた三星（サムスン）電子記者懇談会の主役は、関心を集めてきたタブレットＰＣ新製品「ギャラクシータブ（ＧＡＬＡＸＹ　Ｔａｂ）」だった。


「よりスマートな人生の創造」というテーマの行事で公開されたこの機器は、スマートフォンとスマートテレビに続く三星電子の次世代戦略製品。世界の注目を浴びているアップルｉＰａｄの対抗馬として打ち出された。

アップルのライバル会社グーグルの「アンドロイド」基本ソフト（ＯＳ）２．２を搭載した。ｉＰａｄに比べて反応速度は劣らない。画面対角線の長さはｉＰａｄ（９．７インチ）より短い７インチ。厚さ１１．９８ミリ、重さ３８０グラムで片手で握ることができ、スーツのポケットにもすっぽりと入る。ｉＰａｄにはない音声・映像通話機能がある。

ディスプレーはＬＣＤ（液晶画面）。「ＡＭＯＬＥＤ（アクティブマトリックス有機ＥＬ）を検討したが、電子ブック機能を最大限に生かすには文字の解像度がよいＬＣＤが良いと判断した」という説明だ。紙の本のようにページをめくる３Ｄ効果を楽しめ、画面を２つに分割してメモもできる。

三星電子は「ギャラクシータブ」の広告物をベルリン空港に設置している。近く米国通信企業ベライゾンを通して販売するといいう。国内ではＳＫテレコムがサービスする計画だ。



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