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輸入車企業が国産大型車と競争するため攻撃的な販売戦略に乗り出している。
韓国トヨタは1日、レクサス韓国販売10周年を記念して、2011年型ES350の価格を最大760万ウォン(約53万円、11.3%)引き下げた。ES350は04年から3年間、輸入車販売1位を記録したトヨタの主力モデル。
ES350スーペリアは従来の6750万ウォンから5990万ウォンに、ES350プレミアムは従来の5950万ウォンから5550万ウォンに引き下げられた。
この車と似たオプションの国産車、現代(ヒョンデ)「ジェネシス3.3」とはわずか100ウォンの差だ。現代「グレンジャー」、起亜「K7」との価格差は800万-1000万ウォンに縮まった。
韓国トヨタの中林尚夫社長は「今回のES350の価格引き下げをはじめ、5日にはスポーツカーIS Fを発売するなど、韓国の顧客の需要に合わせて多様な新車を出し、第2のレクサス復興期を起こしたい」と述べた。
年初に米国で発生したトヨタリコール事態の余波で韓国トヨタではレクサスの販売が急減し、値下げの時期を見計らってきた。ES350の今年1-7月の販売台数は994台と、前年同期比で25%減った。これまで従来の購買顧客の反発を憂慮して対策を出せなかったが、2011年式に変更しながら価格を10%以上引き下げた。
ホンダコリアも今月、中型セダン「アコード」を購入する顧客に100万ウォン相当の注油商品券または12カ月無利子分割払いを提供する。アコード2.4を12カ月無利子(頭金50%)で購入する場合、毎月149万ウォンを納付すればよい。シビック・ハイブリッドは300万ウォン相当の注油商品券または36カ月無利子分割払いを提供する。
クライスラーコリアも1日から300C 3.5モデルの一部の仕様を調整し、価格を400万ウォン下げた5580万ウォンで売り出した。同社の安英晳(アン・ヨンソク)社長は「国産車と輸入車の市場が明確に区別された時代は過ぎた。300Cは広い室内空間に価格競争力まで備え、エクウス・チェアマン・K7など国産大型車と競争が可能になった」と述べた。05年「北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた300Cは国内累積販売が7000台にのぼる人気モデル。
韓国日産も国産大型車と競争するため、1日、後部座席の便宜装置を強化した「M37エクスクルーシブ」モデル(6970万ウォン)を発表した。この車は後部座席パワーシートとヒーター、温度およびオーディオ調節装置、サンシェイドを付けた。さらに最高級モデルに適用した、レーダーを利用して車間距離を調節するシステムを搭載した。キム・スヨン広報チーム長は「国産高級車を狙って最高級オプションを付け、500万ウォンほど価格を引き下げた」と述べた。
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