「アジアの野球チームはスポーツ心理学者を米国に比べて重視しないようだ」。

ネクセンの外国人投手クリストファー・ニコースキー（３７）の言葉だ。 スポーツ選手の心理的な側面を相対的に軽視する雰囲気を指摘したのだ。


３１日に蚕室（チャムシル）で行われたＬＧ戦の前、ニコースキーに「起亜の尹錫珉（ユン・ソクミン）投手がロッテの趙晟桓（チョ・ソンファン）の頭にボールを当てた死球事件を知っているか」と尋ねた。 ニコースキーは驚いたように「知らなかった」とし、「尹錫珉といえば起亜の背番号２４番の投手ではないのか。趙晟桓は大丈夫なのか」と反問した。 「趙晟桓は脳震とうで病院に入院し、尹錫珉はうつ病、無気力症で心理治療を受けている」と伝えると、ニコースキーは「２人とも気の毒でならない」 と心配した。

ニコースキーは尹錫珉が受けた心理的な衝撃を理解しているようだった。 ニコースキーは「死球の時、ボールに当たった人の傷も大きいが、投げた投手もそれに劣らず心理的な衝撃を受ける」と語った。 ニコースキーは「多くの米国プロチームはスポーツ心理学者を球団に置いている」とし、大リーグが選手の心理的なストレスを減らすために関心を注いでいることを説明した。

ボストンの場合、スポーツ心理学者も選手と一緒にユニフォームを着てダグアウトで一緒に試合を見守る。 万一の状況に対応すると同時に、選手のそばで心理状態をチェックするためという。

１９９５年にシンシナティーでデビューしたニコースキーは、０７年から日本のソフトバンクに所属、０９年からは韓国でプレーしている。 東洋・西洋の野球文化を経験しているのだ。

ニコースキーは「米国に比べてアジアの国は選手の心理的な部分にあまり配慮していないようだ。 スポーツ心理学者はコーチや監督とは違う、もう一つの役割をする。 チームに欠かせない存在だ」と力説した。



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