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米国、韓国系核専門家を‘間諜罪’で起訴

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 米法務省が最近、韓国系の核専門家スチーブン・キム容疑者(韓国名キム・ジンウ)を間諜罪違反で起訴したことが伝えられた。

キム容疑者は米国務省に選任補佐官として勤務していた昨年6月、フォックスニュースの記者に北朝鮮関連情報を流した疑い。問題の記事は、北朝鮮が国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に対抗し、新たに核実験を準備しているという内容を含んでいる。国連安保理が対北朝鮮制裁を含む1874号決議案を通過させた6月12日の前日に放送された。

フォックスニュースは当時、情報の出所を北朝鮮にいる中央情報局(CIA)組織員と伝えた。フォックスニュースは、こうした情報は大統領と国家情報局(DNI)局長に直接報告される高級情報だと明らかにした。


この報道は問題視するほど特別な情報を含んでいるかどうかという点から論議を招いている。にもかかわらず米政府は北朝鮮内情報員の存否を扱ったという事実を問題視した。

法務省は「キム補佐官が外部に流出した資料は特定国家の軍事力と米国の情報部員、情報収集方法が含まれた1級機密」と説明した。クリス法務次官補は声明で「機密情報を意図的に外部に公開するのは深刻な犯罪。起訴は敏感な国家安保関連資料を扱う人たちに送る一種の警告」と述べた。

一方、メディア報道に対して間諜罪を適用した事実自体が異例であるうえ、言論の自由にも関連する問題であるため、論議は続く見通しだ。米政府は最近摘発されたロシアのスパイ10余人に対しても間諜罪として断罪しなかった。

キム容疑者の弁護士アベ・ロウェル氏は起訴直後に声明を出し、「公務員とメディア間の平凡かつ正常な対話を間諜罪とするのは遺憾」と明らかにした。キム容疑者は該当記者とは友人の関係として会ったことを認めたが、情報は与えていないと反論した。

これに対し法務省は「昨年9月の連邦捜査局(FBI)調査で、キム容疑者は該当の報道機関記者と接触したことはないと偽った」と述べた。



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