「ホ・ジュン」などに出演した女優ファン・スジョンのスクリーンカムバック作がチェ・チョルホ暴行事件で五里霧中に包まれた。


ファン・スジョンが主演した映画「世の中で一番美しい遠足」（ユン・ハンニョル監督）は１０月の公開を目標に制作されたが、ファン・スジョンの相手役である男性主人公チェ・チョルホが暴行事件で物議をかもし、公開日が決まらずにいる。

４月３０日にクランクインし、７月初めにクランクアップした。ファン・スジョンが２００７年、ホン・サンス監督の「夜と昼」以後、３年ぶりに出演する作品で、期待も大きい。

ファン・スジョンは皮膚がんで死を宣告されてからもおむすびを売りながら２人の子供を育てるシングルマザー、ソ・クムジャを演じた。チェ・チョルホはこうしたクムジャの人生をドキュメンタリー作品にする放送局のプロデューサーを演じた。

しかし撮影が終わるころに問題になったチェ・チョルホ暴行事件で、監督と制作会社は苦悩に陥った。撮影は無事に完了したが、チェ・チョルホが女性暴行事件でうそをついたのが明らかになり、ファンの態度が極度に冷たくなったからだ。

チェ・チョルホは７月８日に発生した暴行事件に対し、初めは無関係だとしたが、自分の暴行が映ったＣＣＴＶが公開され、信頼を失ったとして世論の袋叩きにあった。以後、記者会見で謝罪し、「しばらく謹慎する」と、重要な配役で出演中だったＭＢＣ「トンイ」から自ら降板した。

ファン・スジョンは久々の作品として意欲を見せていた。制作会社もクランクアップ以後、直ちにファン・スジョンのカムバックを知らせる広報インタビューなどを推進したが、すべてのものを中断した。

一方、ファン・スジョンは昨年オ・イルソン監督がメガホンを取ったオムニバス映画「間」も撮影したが、これもまだ公開されていない。