ボリビアのモラレス大統領がリチウム外交の功労者に選ぶ韓国人がいる。李明博(イ・ミョンバク)大統領の兄、ハンナラ党の李相得(イ・サンドゥク)議員だ。
モラレス大統領は25日、「年齢が若くないにもかかわらず、昨年と今年、3度も海抜4000メートルのボリビアを訪れた。並大抵の情熱と関心ではできない」と評価した。
実際、李議員は昨年8月と10月、そして今年1月にボリビアを訪れた。初めて会った時は「リチウム開発を日本など他の国とする可能性がある」と冷淡だったモラレス大統領が、最近は「経済協力分野で韓国に対する信頼はかなり高い」と話す。
その間どういう流れがあったのか。李議員のリチウム外交を振り返ってみる。
◇「韓国は親米国」=李議員一行がボリビアの首都ラパス空港に到着したのは昨年8月14日午前1時だった。その時、まだモラレス大統領との面談日程は決まっていない状況だった。東奔西走の末、幸い「会う」という返答を受け、午後遅く大統領接見室を訪れた。
しかしモラレス大統領は姿を現さなかった。50分ほど経過した。李議員は随行員に「むしろうまくいった。とにかく遅れた人は申しわけない気持ちになるので、われわれの立場をより攻撃的に話せる」と述べた。
結果的にモラレス大統領と李議員は1時間ほど会った。モラレス大統領は面談で「リチウムの開発を日本・フランスなど他国とも一緒にする可能性がある」「韓国は米国と親しいのでは」という話をしたという。反米左派的な認識とともに、韓国に対して冷淡な見解を表したのだ。
李議員は「私たちを他の国と同じように考えないでほしい。韓国もボリビアと同じように植民地の経験など難しい時期を経験した。私たちは(ボリビアが)難しい時も一緒にいる」と説得した。
ボリビア大統領「親米の韓国より日本と一緒にする」と話していたが…(2)
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実際、李議員は昨年8月と10月、そして今年1月にボリビアを訪れた。初めて会った時は「リチウム開発を日本など他の国とする可能性がある」と冷淡だったモラレス大統領が、最近は「経済協力分野で韓国に対する信頼はかなり高い」と話す。
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